ソフトテニス グリップ・握り方(ボレー編)です。ソフトテニスにおいてはボレーをするときも、ストロークと同様にウエスタングリップでボレーすることが多いと思います。
一方、硬式テニスにおいては、スライス面でボレーをすることから、コンチネンタルグリップやイースタングリップでボレーすることが多いです。
【基礎ボレーテクニックvol.1】グリップの握り方
基礎ボレー講座の概要
今回の講座では、ソフトテニスにおける基礎的なボレーについて解説しています。特に、グリップの握り方や力の抜き方、ラケットの使い方に重点を置き、初心者から上級者まで参考になる内容です。
グリップの基本的な考え方
握り方の工夫
グリップは力いっぱい握るのではなく、指に少しスペースを残すように軽く握ることが大切です。ラケットを小鳥を包み込むように優しく持つイメージで扱うと、柔らかいボレーが可能になります。
状況による持ち方の変化
ストロークや通常のボレー、ダブル前衛の場面などでは、指の位置や握りの長さを少し変えて対応します。場面に応じてグリップを調整することで、スムーズなプレーができます。
力を抜いたボレーの重要性
無駄な力を入れない
強く握ってしまうと面が安定せず、コントロールが難しくなります。ラケットやガットの性能を生かすためにも、過度な力を入れずに相手のボールの勢いを利用することが効果的です。
相手のボールを利用する
ボレーは自分の力で打ち込むよりも、相手のボールのスピードをうまく利用することが大切です。そのためには、手首や肘を柔らかく使い、ボールを「送り出す」意識が必要です。
正しい体の使い方
手首や肘の柔らかさ
ボレーでは、手首を固めるのではなく柔らかく使い、肘や体全体でボールを前に運びます。これにより、正確なコントロールや安定したボレーが可能になります。
インパクトの感覚
ボールを「叩く」よりも「持つ」感覚で捉え、狙った場所に運ぶようにすると制度の高いボレーができます。力任せではなく、タイミングと感覚を重視することが重要です。
練習方法の工夫
ゆるいボールでの練習
まずは速いボールではなく、ゆるいボールを使って「面にボールを長く乗せる感覚」を養います。この基礎ができると、速いボールに対しても正しく対応できるようになります。
家庭でもできる練習
親子や兄弟でボールを投げ合うなど、簡単な形でも基礎練習が可能です。特に中高生は筋力がついてきますが、力任せにならないように工夫して練習することが大切です。
まとめ
基礎ボレーで大切なのは「力を抜くこと」と「正しい感覚でボールを運ぶこと」です。ラケットやガットの性能を信じて、無駄な力を使わずに相手のボールを利用しましょう。次回は表面ボレーについて解説予定です。
【基本を振り返ろう】ボレーミスを減らせる!グリップの握り方、徹底解説!!【ソフトテニス基礎】
グリップの握り方の重要性
本記事では、ソフトテニスにおける「グリップの握り方」とボレーの安定性について解説されています。特に「握り過ぎないこと」が、ボレーの成功率を高める大きなポイントとされています。
ボールをつかむような感覚
ラケットとガットの役割
ボールがラケットに当たる瞬間は、実際には潰れてガットに吸い付くような状態になります。このため「弾く」よりも「つかんで運ぶ」意識が大切です。柔らかい握り方をすることで、自然に衝撃を吸収して安定したボレーが可能になります。
握り方の工夫
- 指の間隔を開けすぎないようにしてラケットの安定性を確保する
- 強く握りしめず、指1~2本が入る程度のゆとりを残す
- グリップを柔らかくすることで、面の安定とボールのコントロールがしやすくなる
ミスを減らすためのコツ
握りすぎによる失敗
インパクト時に急に握り込むと、面が下を向いてネットミスの原因になります。ボレーでの失敗の多くは、この「力み」によるものです。
面を残す意識
インパクトの瞬間からフォロースルーまで、ラケット面をまっすぐ保つことが重要です。特に低いボールや遠いボールに対しては、指を一部緩めることで面を調整できます。
ボールの高さや距離への対応
遠いボールへの対応
遠くに飛んできたボールは、ラケット面が自然に傾いてしまいます。その際、人差し指と親指を軽く離すことで面をまっすぐ維持できます。
低いボールへの対応
ネット際や低い位置のボールは、下3本の指を緩めて、残りの指で面をコントロールします。こうすることで面が下を向かず、安定した返球が可能になります。
練習の工夫
ゆるいボールから始める
速いボールをいきなり打つのではなく、ゆるいボールで練習し、グリップを緩める感覚や面を残す感覚を養うことが効果的です。
実践的な応用
さまざまな高さ・距離のボールに対してグリップを柔軟に調整できるようにすると、試合中のとっさの判断力が向上します。
まとめ
- ボレーは「力を抜くこと」が最大のポイント
- 強く握ると面がぶれやすく、ミスの原因になる
- 指の力を調整しながら、面をまっすぐに保つ意識が大切
- 遠いボールや低いボールも、グリップを工夫すれば安定して返せる
【JAPAN直伝】ボレーのグリップはこうやって握ろう!【ソフトテニス】
グリップの基本的な使い方
ラケットの動きのイメージ
- グリップエンド側からボールに向けてラケットを出す意識が重要です。
- ヘッド側から動くと操作が乱れ、ネットミスや打点の遅れにつながります。
- グリップエンドを先に意識することで、打点を前に作りやすくなります。
力を入れすぎないこと
- グリップを強く握ると小指側が使えず、ラケット操作が制限されます。
- 力を抜いた柔らかい握り方をすることで、遠くまで正確にボールを運べます。
正しいインパクトの意識
- インパクトは肘を曲げた状態ではなく、前へ押し出す形で行います。
- ボールを前で捉えることで、安定したコントロールと決定力のあるボレーが可能になります。
実践での応用
カバー力を高める
柔らかいグリップで操作することで、幅広いボールに対応できるようになります。ネット際や速いボールでも、面を安定させやすくなります。
練習のポイント
- まずは力を抜いて柔らかいタッチを意識する
- 遠くへボールを運ぶイメージで練習する
- 体の前で打点を作り、フォロースルーを前にしっかり伸ばす
まとめ
- グリップは「緩めて柔らかく」扱うことが大切です。
- グリップエンドからボールへ出すイメージを持つことで、面の安定と決定力を両立できます。
- 力まずに柔らかいタッチを身につけることで、安定感のあるボレーが可能になります。
貴男プロはコンチネンタルでボレーしません!世界で戦う中で見つけ出したフォアボレーの新常識とは【テニス】【鈴木貴男】【小野田倫久】
【テニス】ボレーが上手くならない原因はここにある!正しいグリップで握れてますか?〈ぬいさんぽ〉
ボレーで注意されやすい点
- ボレーで「手首を使うな」とよく指摘される。
- 多くの場合、手首を使いすぎる原因はグリップの握り方が間違っていることにある。
- 代表的な誤りが「ドラえもん持ち(ハンマー持ち)」で、これだとラケット面が上を向きやすく、手首を無意識に使ってしまう。
正しいグリップの握り方
- 人差し指と中指の間を少し空ける
- 小指側に力が入りやすくなる。
- 親指は寝かさず立てる
- ラケットヘッドが勝手に動かず、手首の自由度を制限できる。
この握り方にすると、ラケット面が安定し、自然に「グリップエンドから先に出る」感覚を得られる。
良い例と悪い例
- 悪い例(ドラえもん持ち)
- ラケット面が上を向く、手首がブレる、ボレーが安定しない。
- 良い例(正しい持ち方)
- 人差し指と中指の間を空け、親指を立てている。
- ラケットヘッドの余計な動きが制限され、手首を使わずに安定したボレーができる。
注意点
- 正しい持ち方は「力が入りにくい」ため、最初は物足りなく感じるが、慣れるとボレーが安定する。
- 間違ったグリップで続けてしまうと、手首の癖がつきやすく、直すのが大変になる。
- 日常の練習から常に意識することが重要。
まとめ
- ボレーが不安定な人はまずグリップの持ち方を見直すことが効果的。
- 正しいグリップは「人差し指と中指を離す・親指を立てる」が基本。
- 手首を使わずにラケット面を安定させることで、より正確で安定したボレーが可能になる。